ホーム > 書籍詳細:直観を磨くもの―小林秀雄対話集―

直観を磨くもの―小林秀雄対話集―

小林秀雄/著 、他

935円(税込)

発売日:2013/12/25

  • 文庫

本物を見よ。本質を感ぜよ。煌々と輝く慧眼の神秘に迫る対話集。

本質を射ぬく目、いわゆる「直観」を養う方法とは何か。類い稀なる慧眼の士、小林秀雄が各界の第一人者十二人と語り合う中に、そのヒントは立ち上る。思考停止を招く「○○主義」、芸術作品を曇らせる浅薄な「知識」、空論化する「弁証法」……。文学・絵画・演劇といった「芸術」、哲学・思想・科学といった「論理」、そして人間力といっていい「教養」。小林秀雄の直観を探る格好の対話集。

目次
三木清 実験的精神
横光利一 近代の毒
湯川秀樹 人間の進歩について
三好達治 文学と人生
折口信夫 古典をめぐりて
福田恆存 芝居問答
梅原龍三郎 美術を語る
大岡昇平 文学の四十年
永井龍男 芸について
五味康祐 音楽談義
今日出海 交友対談
河上徹太郎 歴史について
「わかる」ことと「わからないこと」のはざまで 石原千秋

書誌情報

読み仮名 チョッカンヲミガクモノコバヤシヒデオタイワシュウ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 544ページ
ISBN 978-4-10-100709-0
C-CODE 0195
整理番号 こ-6-9
ジャンル 評論・文学研究
定価 935円

著者プロフィール

小林秀雄

コバヤシ・ヒデオ

(1902-1983)東京生れ。東京帝大仏文科卒。1929(昭和4)年、「様々なる意匠」が「改造」誌の懸賞評論二席入選。以後、「アシルと亀の子」はじめ、独創的な批評活動に入り、『私小説論』『ドストエフスキイの生活』等を刊行。戦中は「無常という事」以下、古典に関する随想を手がけ、終戦の翌年「モオツァルト」を発表。1967年、文化勲章受章。連載11年に及ぶ晩年の大作『本居宣長』(1977年刊)で日本文学大賞受賞。2002(平成14)年から2005年にかけて、新字体新かなづかい、脚注付きの全集『小林秀雄全作品』(全28集、別巻4 )が刊行された。

この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。

感想を送る

新刊お知らせメール

小林秀雄
登録
評論・文学研究
登録

書籍の分類