
雪国
396円(税込)
発売日:1947/07/18
読み仮名 | ユキグニ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
ISBN | 978-4-10-100101-2 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | か-1-1 |
定価 | 396円 |
電子書籍 価格 | 396円 |
電子書籍 配信開始日 | 2010/07/16 |
身も心も愛してほしいのに、なぜ男は冷たいふりをするのよ。
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どういう本?
タイトロジー(タイトルを読む)
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。(本書5ぺージ)
*国境の長いトンネル 上越線でくだって行くと、三国山脈が上野国(こうずけのくに)(群馬県)と越後国(えちごのくに)(新潟県)との国境をなしている。群馬県利根郡の谷川岳の下をくぐって、新潟県南魚沼郡へ抜けるために掘ったのが、清水トンネル(全長九七○二メートル)で、大正十一年八月に着工しこの作品が書かれる五年前の昭和六年九月に完成されたばかりである。(中略)この小説の舞台となったのは、越後湯沢温泉の高半旅館(高橋半左衛門氏経営)であるとは、あまねく知られている。著者は「水上の一つ手前の駅の上牧温泉にも行った。……水上か上牧にいた時私は宿の人にすすめられて、清水トンネルの向うの越後湯沢へ行ってみた。水上よりはよほど鄙びていた」(昭和三十四年十月「『雪国』の旅」)と書いている。はじめて訪れたのは、昭和九年六月十三日である。(注解・郡司勝義 本書174ぺージ)
著者プロフィール
川端康成
カワバタ・ヤスナリ
(1899-1972)1899(明治32)年、大阪生れ。東京帝国大学国文学科卒業。一高時代の1918(大正7)年の秋に初めて伊豆へ旅行。以降約10年間にわたり、毎年伊豆湯ケ島に長期滞在する。菊池寛の了解を得て1921年、第六次「新思潮」を発刊。新感覚派作家として独自の文学を貫いた。1968(昭和43)年ノーベル文学賞受賞。1972年4月16日、逗子の仕事部屋で自死。著書に『伊豆の踊子』『雪国』『古都』『山の音』『眠れる美女』など多数。
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