ホーム > News Headlines > 小林秀雄と人生を読む夕べ【その6】文学を読むIII:「『白痴』についてII」

イベント/書店情報終了しました

小林秀雄と人生を読む夕べ【その6】文学を読むIII:「『白痴』についてII」

小林秀雄の主要な作品を順次取り上げ、小林秀雄とともに人生を味わっていく集いです。連続講座ですが、毎回1編ずつとりあげますので、1回だけのご参加も大歓迎です。

小林秀雄と人生を読む夕べ【その6】文学を読むIII:「『白痴』についてII」

 日本の近代批評の創始者・確立者として大きな足跡を残した小林秀雄は、深い思索と気風(きっぷ)のよい文章で、人生の教師としても仰がれ慕われました。その小林秀雄の主要な作品を順次取り上げ、小林秀雄とともに人生を読み味わっていく集いです。

 ご案内は、編集担当者として小林秀雄にじかに接していた新潮社の元編集者、池田雅延氏です。
 前半50分は各回の対象作品について池田氏がお話しします。後半40分は出席者全員での茶話会とし、池田氏が質問にお答えしたりしながら小林秀雄をより身近に感じるひとときを過ごします。

 講座「小林秀雄と人生を読む夕べ」、4月から始まった6回シリーズ<文学を読む>の第4回は、「『白痴』についてII」を読みます。

「白痴」はドストエフスキイの五大長篇小説の一篇ですが、20代の終わりから30年余にわたって取り組んだドストエフスキイの作品論のなかでも、小林秀雄はこの2度目の「白痴」論に最も多くの時間をかけました。最初に雑誌連載したのは昭和27年、小林が50歳の年でしたが、最後の1章を書き上げて刊行したのは39年、62歳でした。
 それだけに、小林自ら、この「白痴」論がいちばんよく書けていると言っています。わけても、重い肺病で余命2週間と宣告され、抗いようもない自然の冷酷さを嘆いて、万人の幸福のためにだけ生きようとした自分がかちえたのはただ侮蔑ばかりだった、と憤る18歳の青年イポリットの告白を追っていくくだりは圧巻です。何度も読んでいるうちすっかり頭に入り、原作はいっさい見ないで書いたと小林秀雄は言っています。
 小林にとって非常に思い入れがある一作について、お話ししたいと思います。

開催日時 2017年7月20日(木) 18:50〜20:30(受付開始18:30)
会場 la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko  東京都新宿区矢来町67
(東京メトロ東西線神楽坂駅矢来口出てすぐ)
問い合わせ先 新潮社ラカグ室
fax:03-3266-7185 E-mail:sokoinfo@shinchosha.co.jp
URL 詳細はこちらをご覧ください。
備考 ■全3回通しチケット(茶菓付き):8,400円
■神楽坂ブック倶楽部会員限定、第4回(茶菓付き):2,800円
■第4回 7/20(茶菓付き):3,000円

※購入されたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。ご了承ください。
※開場は開演の20分前です。

著者紹介

小林秀雄コバヤシ・ヒデオ

(1902-1983)東京生れ。東京帝大仏文科卒。1929(昭和4)年、「様々なる意匠」が「改造」誌の懸賞評論二席入選。以後、「アシルと亀の子」はじめ、独創的な批評活動に入り、『私小説論』『ドストエフスキイの生活』等を刊行。戦中は「無常という事」以下、古典に関する随想を手がけ、終戦の翌年「モオツァルト」を発表。1967年、文化勲章受章。連載11年に及ぶ晩年の大作『本居宣長』(1977年刊)で日本文学大賞受賞。

池田雅延イケダ・マサノブ

昭和45年、新潮社に入り、「本居宣長」をはじめとする書籍の編集を通じて小林秀雄の肉声を聞き続けた。小林亡き後も第5次、第6次「小林秀雄全集」を編集、第6次全集では本文を新字体・新かなづかいで組み、全作品に脚注を施すなどの新機軸を打ち出した。

書籍紹介