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映画「笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ」、初日満足度第1位に!

新潮文庫『ライカでショット!―私が歩んだ道と時代―』の著者、笹本恒子さんと、伝説となった孤高の新聞記者・むのたけじさんのドキュメンタリー映画「笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ」が、6月3日(土)に公開された。
 東京都写真美術館で行われた初日舞台挨拶では、102歳の今もなお「いくつになっても現在進行形」と語る笹本さんの笑顔は観客を魅了した。むのさんは昨年8月に101歳で他界されたため、次男・武野大策氏、そして河邑厚徳監督と共に撮影秘話を披露した。

 監督は、2014年に二人の100歳を記念した講演会を撮影し、その圧倒的な生き方とパワーに注目して、映画を作りたいと思い立つ。それから3年にわたり、100時間を超えた取材は91分の映画に収められた。
 人生50年から100年の時代になった今、老後が抱える問題は大きい。多くのものを手にした時代を過ぎ、終末に向かうなかで、最後まで手放せない大切なものは何かを考えることは必要だ。
 日本初の女性報道写真家と伝説のジャーナリスト。女と男。カメラとペン。──共に戦争を経験しながら、異なる表現で伝え、願い続けたことは「平和」と「命」という希望だ。101歳の語る言葉の力は観客にも大いに響き、ぴあ発表の初日満足度ランキングでは1位を獲得!
 また、この映画には養老孟司、蒲田實、加藤登紀子ほか多くの著名人も絶賛。ニッポンの100年を駆け抜けた二人。その生き方には、学ぶべき自由な知恵が詰まっている。劇場で、二人の人生に触れ、泣いて笑ってみては如何だろうか。

笹本さんの半生を綴る『ライカでショット!―私が歩んだ道と時代―』も、近影のフル帯で好評発売中!
怒濤の時代にあって、仕事への情熱を忘れず生き抜いた姿に、勇気をもらえる一冊。

笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ

配給 マジックアワー、リュックス
監督・脚本 河邑厚徳
語り 谷原章介
出演 笹本恒子、むのたけじ ほか
関連サイト http://www.warau101.com/

著者紹介

笹本恒子ササモト・ツネコ

1914(大正3)年東京生れ。日本初の女性報道写真家。1940(昭和15)年、財団法人写真協会に正式に入社、報道写真の道に入る。戦後、千葉新聞の記者を経てフリーとなり、激動の昭和に生きる人々の取材を続ける。1950年、日本写真家協会創立時に会員となる。その後、現場を離れるも71歳で開いた写真展で完全復帰。2011(平成23)年吉川英治文化賞、日本写真協会賞受賞。写真集には、『恒子の昭和』『100歳のファインダー』、著書には『好奇心ガール、いま97歳』『97歳の幸福論。』『お待ちになって、元帥閣下』『99歳、現在進行形ね。』など多数。2014年、写真展「笹本恒子100歳展」「100人の女性たち」を開催。

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