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又吉直樹第2作「劇場」一挙掲載 新潮4月号、3月7日発売

“書かずにはいられない主題でした”

芥川賞作家・又吉直樹さん(36)の小説第2作「劇場」を一挙掲載する「新潮」4月号が、3月7日(火)発売となります。原稿用紙約300枚の「劇場」は、売れない劇作家が主人公の恋愛小説。実は又吉さんは、芥川賞受賞作「火花」より前にこの作品の執筆を始めていましたが一旦中断。一年前から執筆を再開し、推敲を重ね、この度、完成となりました。「劇場」は、いわば又吉さんの作家としての原点であると同時に、その本領が発揮された渾身作となっています。

新潮2017年4月号

又吉直樹さんのコメント

「劇場」という小説を書きました。演劇や恋愛や人間関係の物語です。大雑把な説明になってしまうのですが、自分にとって書かずにはいられない重要な主題でした。
 書きはじめてから完成まで二年以上かかりました。変な話ですが、この小説自体が書いてる僕を鼓舞してくれた瞬間が何度かあって、「ありがとう」とか「ごめんな」とか小声で言いながら書いていました。まずは小説として手にとっていただける形になったことが本当に嬉しいです。

又吉直樹

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