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浮世絵で眺める江戸の風俗

作成者:芸術新潮

芸術新潮
「芸術新潮」2017年6月号

 菱川師宣以来、多くの浮世絵師が吉原の遊女たちを描いてきたが、質量ともに頂点に立つのが歌麿。そこで歌麿作品を道しるべに、この大歓楽街の裏の裏までのぞいてみようというのが「芸術新潮」2017年6月号の試みだ。《青楼十二時せいろうじゅうにとき》は青楼(=吉原の妓楼)を舞台に遊女の1日を1刻(約2時間)毎に描きだした作品で、夜明けに客を送り出したり、閑な昼営業中は占いをしたり、宴会中に幼い禿(かむろ、遊女見習)が舟を漕いでいたり。ほか様々な作品でも、歌麿の鋭い観察力と描写の細かさが吉原の実態を教えてくれる。吉原の年中行事やしきたりはもちろん、上級遊女と下流遊女のシビアな格差を描き分けた大首絵の名作も。

 浮世絵は、当世の風俗を描いたもの。いろいろ眺めてみると、江戸時代の人びとの暮らしが見えてくる。

維新前夜に爛熟を迎えた、北斎「冨嶽三十六景」、歌麿の春画「歌まくら」、国芳「宮本武蔵の鯨退治」、広重「東海道五拾三次」

日本美術の曲がり角、18世紀後半。「なんでも描ける」応挙、歌麿の「世界一の美人画」、謎の絵師・写楽の役者絵――

強烈個性の北斎『冨嶽三十六景』か、じっくりリアルの広重『富士三十六景』『名所江戸百景』か?

春信、歌麿、北斎その他の傑作春画をよくよく見ると……江戸のリアルな恋愛模様は、現代とも地続き。

そもそも春画って、お笑いだし。

[担当編集者のひとこと より →全文へ]

前代未聞のアートブックここに誕生。

〈絵合せ〉[三番〉 葛飾北斎

[本書 目次より →目次へ]

唸って笑ってツッコんで、確かな知識も得られる対戦型人物伝。

アーティスト巌流島
第二戦 葛飾北斎 × 伊藤若冲

[本書 目次より →目次へ]

《モナリザ》とともに世界で一番有名な絵画作品を描いたと話題にされる浮世絵師。

北斎に「美人画では敵わない」と言わせ、西洋の陰影表現を体得し、全身全霊を絵に投じた絵師の生涯を圧倒的リアリティで描き出す

私たちが目にする北斎作品の女性は、実は彼女が描いていたのかもしれない。

[朝井まかて/謎の女絵師を追って 「波」2016年4月号より →全文へ]

「あまりに真を画かんとてあらぬさまにかきなせしかば」と評された謎の浮世絵師

「写楽」の正体とは――構想20年、美術史上最大の「迷宮事件」を解決へと導く、究極のミステリー小説

世紀の大傑作春画『歌まくら』は、出版当時はじつは不評だった。なぜそれが十年以上も後に復活したのか?

浮世絵師の中の浮世絵師の画業を32図で示す

最近とみに評価の高まる幕末奇想派の真髄。

浮世絵師・歌川国芳に師事した後、狩野派で研鑽を積んだ「画鬼」暁斎。

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