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陣容は? 捜査手法は? 日常は? 問題点は? 最強の捜査機関「組対(ソタイ)」の全貌。

マル暴捜査

今井良/著

778円(税込)

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発売日:2017/07/14

読み仮名 マルボウソウサ 
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 188ページ
ISBN 978-4-10-610727-6
C-CODE 0236
整理番号 727
ジャンル ノンフィクション
定価 778円
電子書籍 価格 778円
電子書籍 配信開始日 2017/07/21

「本格的なドンパチ(抗争)は絶対にさせない。あらゆる手法を用いて押さえ込む」。山口組分裂の報を受け、捜査幹部はこう言った――2003年に発足した警視庁組織犯罪対策部、通称・組対(ソタイ)は、1000人近い人員を擁する、全国の暴力団捜査の先頭に立つ組織だ。刑事部系と公安部系の溝、捜査手法の変遷、マル暴刑事の日常と素顔等々、関係者への豊富な取材をもとに、組織犯罪と闘うプロ集団の全貌を描く。

著者プロフィール

今井良 イマイ・リョウ

1974(昭和49)年千葉県生まれ。中央大学文学部卒業。NHKに入局し、地方局や東京の報道局ニュースセンターでニュース番組の制作に10年間携わる。その後、民放テレビ局に移籍。著書に『警視庁科学捜査最前線』。

目次

プロローグ
第1章 マル暴捜査のプロ集団――組対の誕生
組対誕生の理由/情報収集力の強化/外国人犯罪の増加/36年ぶりの新設/刑事部と公安部の対立
第2章 頂上作戦から暴対法まで――警察対暴力団の攻防史
警察の頂上作戦/政治と暴力団/フロント企業への変身/訴訟団結成で対抗/警察の攻勢/ヤクザマネー/暴対法改正による対策/警察の弘道会対策/「捜査」か「癒着」か/暴力団の情報収集力
第3章 情報こそすべて――組対の捜査手法
ガサ入れ捜査/家宅捜索の持つ意味/揺さぶり/エスを運用/公安捜査にシフト/マル暴捜査もデジタル化/通信傍受/カメラ捜査/カメラ捜査の問題点/GPS捜査
第4章 マル暴刑事の素顔――組対4課の現場
マル暴捜査の本部拠点/拠点は秘密/組対4課の五つの係/広域暴力団対策係の対象/罵声とメンツ/暴力犯捜査係/マル暴刑事の特徴/マル暴刑事の日常/マル暴捜査の最前線/暴力団の新ビジネス/「患者役」の告白/特殊部隊を投入/暴力団が仕切り役
第5章 ボウタイの視点――組対3課の現場
前身は「ボウタイ」/特殊暴力犯罪にも対応/組織犯罪捜査の情報拠点/企業への不当要求
第6章 薬物と拳銃――組対5課の現場
清原の薬物事件/5課とは何か/ゲートウェイドラッグ/大物企業家を内偵中/銃器捜査も重要任務/端緒は「密告情報」/泳がせ捜査で対抗
第7章 犯罪インフラを撲滅せよ――組対1課の現場
国際組織犯罪を視察・捜査/犯罪インフラの実態/組対1課の組織編成/不正滞在対策室とは/蛇頭/偽装結婚に「士業」が関与/失踪する訪日客
第8章 中国人犯罪者の跋扈――組対2課の現場
ルーツは国際捜査課/中国人組織が捜査対象/影のリーダーとの攻防/大物の逮捕/タイアップ犯罪が深刻化/中国との捜査協力
第9章 新たな犯罪者集団との対峙――組織犯罪対策特別捜査隊の現場
組対の機動捜査部隊/偽造カード事件を専門捜査/国際犯罪組織の影/100人以上が一斉引き出し/暴力団の関与/仲介組織が主導
第10章 マネー・ロンダリング捜査の精鋭たち――組対総務課の現場
組対の筆頭課/マル暴刑事の指導部門/マネロン捜査のプロ集団/特別捜査官も参入/マネロン捜査の実態/JAFICと連携/アメリカの制裁リスト/パナマ文書とマネロン/暴力団関係者も浮上
エピローグ
あとがき

担当編集者のひとこと

1000人も働いている

 本書『マル暴捜査』(今井良・著)は、警視庁で暴力団等の組織犯罪捜査に取り組む組織犯罪対策部、通称・組対(ソタイ)の全貌を解説した本です。多分、本邦初の「組対」入門書でしょう。
 組対は、1000人もの職員が働いている大所帯です。
 そんなに人が必要なのか、と思われるかもしれませんが、本書に掲載の組織図を見ると納得されることでしょう。
 組対の中は、大きく7つに分かれています。「組対総務課」と「組対1課~5課」と「組対特別捜査隊」。
 総務課、といっても山口六平太が働いているわけではなくて、ここ自体も捜査に深く関与しています。総務課の中も、組織犯罪対策教養係とか、組織犯罪対策情報係とか、いろいろ細かく分かれていて、それぞれのエキスパートがいるわけです。
 諸外国に比べて日本は安全だ、とよく聞きます。
 それは島国であることや国民性も関係あるでしょうが、プロたちが日夜目を光らせているから、ということも忘れてはならないのでしょう。
 本書を読むと、暴力団捜査のプロ、マル暴刑事のすべてがわかります。

2017/07/25

薀蓄倉庫

警視庁の「マル暴捜査」は大所帯

 東京都を管轄する警視庁には4万3000人もの警察官がいます。そのうち、暴力団犯罪などに対処するために、2003年に作られたのが警視庁組織犯罪対策部、通称・組対(ソタイ)です。組対は1000人近い大所帯で、これは地方の警察本部の職員数にも匹敵する人数。これを「頼もしい」と思うか、東京はそんなにヤバイのか、と思うのかは人それぞれかと思います。この巨大組織の全貌を初めて包括的に解説したのが『マル暴捜査』(今井良・著)です。

掲載:2017年7月25日

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