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文学のレッスン

丸谷才一/著 、湯川豊/聞き手

1,540円(税込)

発売日:2017/04/27

  • 書籍
  • 電子書籍あり

稀代の文学者が、全ジャンルを語りつくす「決定版文学講義」!

長篇小説はなぜイギリスで、短篇小説はなぜアメリカで発展したのか。エッセイという形式はどのようにして生まれたのか……小説から詩、エッセイ、伝記、歴史、批評、戯曲まで、古今東西の作品を次々に繰り出しながら、文学の大山脈を奔放自在に探索し、その真髄に迫る。湯川豊による「最晩年の十年」を新たに加えて選書化。

目次
はしがき  丸谷才一
【短篇小説】もしも雑誌がなかったら
【長篇小説】どこからきてどこへゆくのか
【伝記・自伝】伝記はなぜイギリスで繁栄したか
【歴史】物語を読むように歴史を読む
【批評】学問とエッセイの重なるところ
【エッセイ】定義に挑戦するもの
【戯曲】芝居には色気が大事だ
【詩】詩は酒の肴になる
あとがき  丸谷才一
あとがき
もうひとつの少し長いあとがき  湯川豊
最晩年の十年
「文学のレッスン」読書案内

書誌情報

読み仮名 ブンガクノレッスン
シリーズ名 新潮選書
装幀 駒井哲郎/シンボルマーク、新潮社装幀室/装幀
発行形態 書籍、電子書籍
判型 四六判変型
頁数 304ページ
ISBN 978-4-10-603801-3
C-CODE 0395
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 1,540円
電子書籍 価格 1,232円
電子書籍 配信開始日 2017/10/13

著者プロフィール

丸谷才一

マルヤ・サイイチ

(1925-2012)1925年山形県鶴岡市生れ。東京大学文学部英文科卒。1967年『笹まくら』で河出文化賞、1968年『年の残り』で芥川賞を受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳と幅広い文筆活動を展開。『たった一人の反乱』(谷崎潤一郎賞)『裏声で歌へ君が代』『後鳥羽院』(読売文学賞)『忠臣蔵とは何か』(野間文芸賞)『輝く日の宮』(泉鏡花文学賞)『持ち重りする薔薇の花』など著書多数。訳書にジョイス『若い藝術家の肖像』(読売文学賞)など。2011年文化勲章受章。2012年没。

湯川豊

ユカワ・ユタカ

1938年新潟市生れ。1964年慶應義塾大学文学部卒。同年文藝春秋に入社。「文學界」編集長、同社取締役などを経て、東海大学教授、京都造形芸術大学教授を歴任。2010年『須賀敦子を読む』で読売文学賞を受賞。他の著書に『イワナの夏』『終わりのない旅 星野道夫インタヴュー』『植村直己・夢の軌跡』『夜の読書』『本のなかの旅』『丸谷才一を読む』『星野道夫 風の行方を追って』など。

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