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愛さずにいられない―北村薫のエッセイ―

北村薫/著

1,980円(税込)

発売日:2017/03/24

  • 書籍

〈愛〉+〈言葉〉+〈一瞬=永遠〉=人生の時間
忘れ得ぬ声、響く言葉は、いまもいつもこの胸に――。

神保町の古書店に出ていた、長谷川町子の姉妹社の本。懐かしい揃いの本、七、八十冊には、タイムマシンの窓を覗いたように嬉しい、解けない謎を解くような喜びがありました――書評や選評のほか、博覧強記な文学の話題、懐かしい人、忘れ得ぬ場所、日常のなかにいつもある謎を愉しむ機知についてなどを軽妙洒脱に綴る、滋味あふれる一冊。

目次
1|懐かしい人 忘られぬ場所
2|言葉と謎と日常
3|謊書 1992-2016
あとがき
作品リスト
初出一覽
北村薫 著作リスト

書誌情報

読み仮名 アイサズニイラレナイキタムラカオルノエッセイ
装幀 中山尚子/装画、新潮社装幀室/装幀
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 320ページ
ISBN 978-4-10-406612-4
C-CODE 0095
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 1,980円

著者プロフィール

北村薫

キタムラ・カオル

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学ではミステリクラブに所属。1989年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。1991年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。小説に『秋の花』『六の宮の姫君』『朝霧』『太宰治の辞書』『スキップ』『ターン』『リセット』『盤上の敵』『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『月の砂漠をさばさばと』『ひとがた流し』『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)『語り女たち』『1950年のバックトス』『ヴェネツィア便り』『いとま申して』三部作『飲めば都』『八月の六日間』『中野のお父さん』『遠い唇』『雪月花』『水 本の小説』(泉鏡花文学賞受賞)などがある。読書家として知られ、『謎物語』『ミステリは万華鏡』『読まずにはいられない 北村薫のエッセイ』『神様のお父さん――ユーカリの木の蔭で2』など評論やエッセイ、『名短篇、ここにあり』(宮部みゆきさんとともに選)などのアンソロジー、新潮選書『北村薫の創作表現講義』新潮新書『自分だけの一冊――北村薫のアンソロジー教室』など創作や編集についての著書もある。2016年日本ミステリー文学大賞受賞、2019年に作家生活三十周年記念愛蔵本『本と幸せ』(自作朗読CDつき)を刊行。近著に『中野のお父さんと五つの謎』。

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