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幸せの「気づき」相談

木村藤子/著

1,320円(税込)

発売日:2016/04/27

  • 書籍
  • 電子書籍あり

あなたの悩みに、“青森の神様”が答えます!

「夫との生活が苦痛」「子どもが言うことを聞かない」「対人関係で失敗してばかり」……今「気づければ」、その苦しみから抜け出せます! 著者が三十年間受け付けてきた相談から、特に多くの人が抱える22の悩みを厳選。家庭内の不和から将来への不安まで、悩めるあなたに“青森の神様”が贈る、幸せのメッセージ。

目次
はじめに
透視能力について
第一章 近しい人との関係に悩むあなたへ
1 夫との生活が苦痛です。離婚した方がいいでしょうか
2 息子が引きこもりになってしまいました
3 パワハラ上司に遭遇したら
4 再婚相手とうまくやっていけるでしょうか
コラム 相談の前に必ずすること
第二章 人を思いやれないあなたへ
1 仕事がいつも長続きしません
2 義母との不仲をなんとかしたい
3 夫の給料が低すぎます
4 子どもが言うことを聞かなくてイライラします
コラム お引き受けできない相談
第三章 我を通そうとしてしまうあなたへ
1 新しいことを始めたいときは?
2 職場で人に好かれない
3 将来に漠然とした不安を抱いています
4 仕事のできない部下を直したい
5 どうしたらいいか分かりません
コラム 食から和合を学ぶ
第四章 どうしても気づけないあなたへ
1 夫が不倫していると思うのです
2 新婚当初は仲が良かったのに……
3 悩みがいっぱいあるんです!
4 今からでも、やり直せるでしょうか
5 嫌な性格は霊障のせい?
コラム 私を成長させてくれた言葉
第五章 新しい一歩を踏み出したいあなたへ
1 息子がじめを受けているのですが
2 転職先を教えてほしい
3 最愛の妻が亡くなってしまいました
4 心の道しるべを教えてください
おわりに

書誌情報

読み仮名 シアワセノキヅキソウダン
発行形態 書籍、電子書籍
判型 四六判変型
頁数 192ページ
ISBN 978-4-10-324143-0
C-CODE 0095
ジャンル 倫理学・道徳、心理学、教育・自己啓発、趣味・実用
定価 1,320円
電子書籍 価格 1,056円
電子書籍 配信開始日 2016/10/14

書評

予約殺到の人生相談が、読めます

新潮社 企画編集部

 青森県むつ市。
 恐山もそう遠くない同市のある場所を目指し、毎日多くの方が訪れます。
 彼らが向かう場所は霊能者・木村藤子さんの拝殿。木村さんはここで連日、悩みを抱えた相談者たちを受け入れています。
 木村藤子さんは、1990年に行方不明になったニシキヘビを「透視」によって発見してから、“青森の神様”として一躍全国で有名になった霊能者。三十代の時に透視力、除霊力のご利益を授かって以降、その能力を使い、また神からの言葉を相談者に伝えることで、三十年以上、数え切れないほど多くの人々を救ってきました。
 この木村さんの「相談」は口コミなどを通して広まり、今や相談しようと思えば数ヶ月前から予約する必要があるほどの人気だそう。木村さんはほぼ毎日、早朝から相談者を受け入れていますが、その人気と青森県むつ市という場所ゆえに、全ての方がこの地を訪れることはできません。
 木村さんはそのような状況に心を痛めていたと言います。
「悩みを打ち明けたい、相談したい。幸せになりたい!
 今すぐにでも悩みの原点に気づきたい!
 ……でも、相談に行くことは難しい。
 少しでもそんな方の一助になればと、この本を書きました」 (「はじめに」より) 
『幸せの「気づき」相談』は、三十年以上続けてきた木村さんの相談から、多くの人に共通する悩みを厳選した、著者の集大成ともいえる書籍です。
 本書に収められている相談は全部で22。「息子がいじめを受けている」「夫を生理的に受け付けない」など家庭の悩みから、将来への漠然とした不安まで、誰しも経験する、あるいは直面する可能性のある、普遍的でありながら解決のなかなか難しい悩みです。
 相談に訪れた人に対して、木村さんはまず、彼らの普段の生活やこれまでの人生を透視します。そうすると問題解決の糸口、その人自身の直すべき点が浮き彫りになってくるといいます。木村さんがそこで見えたものを相談者にそのまま伝えることで、相談者は客観的に自分の行いを見つめる機会を得ることができるのです。
 例えば、この本に登場する六十代の女性は、夫からの暴言に耐えられないと相談に来ました。しかし、透視をすると、実際に若い頃から暴言を吐き続けてきたのは彼女の方だったことが分かります。夫の暴言は、長年彼女から汚い言葉を受け続けてきた苦痛が、定年後になって表面化してきたものでした。
 このように、多くの悩みが、相談者自身の性格上の欠点や、直すべき部分から生じており、それを自分の力で見出すことこそが「気づき」なのだと木村さんは説きます。「相手が悪い!」と決めつける前に、まずは自分自身に悪いところがなかったか省みる必要がある、とも言い換えることができるでしょう。自らの力で得た「気づき」は、着実に相談者の心に根を下ろします。
 本書は、自分の足りない部分、欠点に「気づく」ためのヒントにあふれています。著者はどんな相談にも必ず普遍性を見出して解説しているので、「関係ないな」と思われる悩みでも、自分に引き合わせて考えることができます。
 実際の相談の形式・語り口を活かしているため、その語り口は柔らかく、読んでいると木村さんに語りかけられているようにも感じます。親しい人に相談するような気持ちで、いつの間にか自分自身をも見つめ直し、悩み解決の糸口も見つけることができるはず。あと必要なのは、一歩踏み出す勇気だけです。
 気軽に入れる入り口。でも、そこから出たあとは違う景色が見えてくる――。人生が変わるかもしれない相談集、ぜひ手に取ってみてください。

波 2016年5月号より

著者プロフィール

木村藤子

キムラ・フジコ

昭和22年、青森県に生まれる。母も地元で有名な霊能者であった。高校卒業後、信用組合に勤めるが30代のある日、神から透視・除霊の能力を授かる。平成2年に地元で行方不明になったニシキヘビがいつ、どこで見つかるかを言い当てたのをきっかけに名前が全国に知れ渡り、「ヘビの神様」「青森の神様」と呼ばれるようになった。現在も拝殿を訪れる人々の悩み相談に応じるなど、霊能者としての仕事を続けている。『「気づき」の幸せ』(小学館)『幸せを呼び寄せる30の「気づき」』(新潮社)『すべての縁を良縁に変える51の「気づき」』(新潮社)など多数の著書がある。

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