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文人暴食

嵐山光三郎/著

869円(税込)

発売日:2005/12/22

  • 文庫
  • 電子書籍あり

美味しさアップ、『文人悪食』の続編! 食は人を創る。傑作をモノした三十七文士たちの味わい深い食癖論。

野人・怪人と謳われた南方熊楠の好物はアンパン。本職が牛乳屋の伊藤左千夫は丼飯に牛乳をかけてもりもり食べたそうな。人肉嗜好の金子光晴は口腔内の頬肉を食いちぎって試食したというから驚きだ。そして美食家の折口信夫は若い頃のコカイン常用で殆ど嗅覚がなかったし、アル中の極みは若山牧水だった。ああ、食は人なり。三十七文人の食癖にみる近代文学史。『文人悪食』の続編。

書誌情報

読み仮名 ブンジンボウショク
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 592ページ
ISBN 978-4-10-141908-4
C-CODE 0195
整理番号 あ-18-8
ジャンル エッセー・随筆、ノンフィクション
定価 869円
電子書籍 価格 869円
電子書籍 配信開始日 2017/05/26

著者プロフィール

嵐山光三郎

アラシヤマ・コウザブロウ

1942(昭和17)年、静岡県生れ。雑誌編集者を経て、作家活動に入る。1988年、『素人庖丁記』により、講談社エッセイ賞を受賞。2000(平成12)年、『芭蕉の誘惑』(後に『芭蕉紀行』と改題)により、JTB紀行文学大賞を受賞。『悪党芭蕉』が2006年に泉鏡花文学賞を、2007年に読売文学賞を受賞した。『文人悪食』『文人暴食』『文人悪妻』『文士の料理店』『日本一周ローカル線温泉旅』『死ぬための教養』『寿司問答――江戸前の真髄』『昭和出版残侠伝』『美妙』『芭蕉という修羅』『漂流怪人・きだみのる』など著書多数。

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