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魔術はささやく

宮部みゆき/著

935円(税込)

発売日:1993/01/28

  • 文庫

それは魔術師がみた暗い夢だった。無関係にしか見えない三つの事件の背後には……!? 日本推理サスペンス大賞受賞作!

それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた……。だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。日本推理サスペンス大賞受賞作。

  • 受賞
    第2回 日本推理サスペンス大賞
  • テレビ化
    金曜プレステージ 宮部みゆきスペシャル『魔術はささやく』(2011年9月放映)
目次
プロローグ
第一章 発端
第二章 不審
第三章 不安な女神たち
第四章 つながる鎖
第五章 見えない光
第六章 魔法の男
最終章 最後の一人
解説 北上次郎

書誌情報

読み仮名 マジュツハササヤク
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 480ページ
ISBN 978-4-10-136911-2
C-CODE 0193
整理番号 み-22-1
ジャンル 文芸作品、ミステリー・サスペンス・ハードボイルド、文学賞受賞作家
定価 935円

作家自作を語る

著者プロフィール

宮部みゆき

ミヤベ・ミユキ

1960(昭和35)年、東京生れ。1987年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。1989(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。1993年『火車』で山本周五郎賞を受賞。1997年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。1999年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、2002年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した。他の作品に『ソロモンの偽証』『英雄の書』『悲嘆の門』『小暮写眞館』『荒神』『この世の春』などがある。

大極宮 (外部リンク)

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