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言葉の海へ

高田宏/著

649円(税込)

発売日:1984/02/24

  • 文庫
  • 電子書籍あり

日本初の近代国語辞書『言海』を独りで編纂した気骨ある明治人 大槻文彦の苦闘の生涯! 大佛次郎賞・亀井勝一郎賞受賞。

国語の統一こそ、一国の独立の標識なのだ。日本が近代国家となるためにも、一日も早くこの辞書を完成しなければならぬ……。子を失い、妻に先立たれながらも、17年間を費やし、ついに明治24年に大槻文彦はわが国初の近代国語辞書『言海』を独力で完成させた。近代国家日本の確立に献身した一人の明治人の姿を激動の時代に重ね合わせて感動的に描き出す。大佛次郎賞、亀井勝一郎賞受賞作。

  • 受賞
    第10回 亀井勝一郎賞 亀井勝一郎賞
  • 受賞
    第5回 大佛次郎賞
目次
序章
第一章 芝紅葉館明治二十四年初夏
第二章 洋学の血
第三章 父祖の地
第四章 戊辰の父と子
第五章 遂げずばやまじ
第六章 盤根錯節
終章
あとがき
幸福な平凡人――大槻文彦の助手大久保初男のこと
―文庫版あとがきに代えて―
大槻氏略系
参考文献
解説 大岡信 金水敏

書誌情報

読み仮名 コトバノウミヘ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 大槻文彦肖像写真 一関市博物館蔵/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 352ページ
ISBN 978-4-10-133301-4
C-CODE 0193
整理番号 た-27-1
ジャンル ノンフィクション、歴史・地理
定価 649円
電子書籍 価格 495円
電子書籍 配信開始日 2002/03/01

著者プロフィール

高田宏

タカダ・ヒロシ

(1932-2015)作家、編集者。京都市生れ。京都大学文学部仏文学科卒業。1964(昭和39)年から11年間、PR誌『エナジー』を編集。歴史小説をはじめ、『われ山に帰る』『木に会う』など、樹木・森・島・旅・雪などの自然、猫などをテーマに数多くの著作がある。日本ペンクラブ理事、将棋ペンクラブ会長を務めた。

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