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父・藤沢周平との暮し

遠藤展子/著

506円(税込)

発売日:2009/09/29

  • 文庫

「あいさつは基本」「普通が一番」「自慢はしない」……心に深く刻まれた父の教え。ひとり娘が綴る人気作家の素顔。

幼い日、会社勤めをしながら、男手ひとつで子育てに奮闘した父。夜なべで幼稚園の手提袋を縫い、運動会のためにのり巻を作ってくれた姿。育ての母を迎え、親子三人が川の字になってテレビを見ながら寝た夜。そして、娘の心に深く刻まれた「あいさつは基本」「自慢はしない」「普通が一番」という教え。やさしいけどカタムチョ(頑固)な父・藤沢周平の素顔を、愛娘が暖かい筆致で綴る。

  • テレビ化
    ふつうが一番 ―作家・藤沢周平 父の一言―(2016年7月放映)
目次
はじめに ――いま思うこと
男手ひとつ 父の奮闘
二冊のアルバム
保育園の連絡帳
赤い三輪車
幼稚園生活の始まりと祖母
手作りの手提げ袋
運動会のお弁当
上野動物園と父
凧揚げ、羽子突き
父と母のいる家庭の幸せ
七五三と新しい母
下町育ちの母
大雨の日に
私の入院
散歩の途中で
父は虫取り名人
母と娘の自転車特訓
私の転機 父の一言
人並みの人間に
私の進路
花嫁の父
初孫の誕生
孫への童話
作家・藤沢周平
直木賞受賞の前後
父のスケジュール
一度だけの口述筆記
小説と方言
わが家の木刀
テレビ出演
サイン本あれこれ
家族の情景
東京の空っ風
三度の引越し
チャンネル権
図書館通い
海外ミステリー
賭けごとと父
運転の腕前
わが家の食卓
父の誕生日
最後の思い出 ――父の入院と死
大泉学園の今昔
父が教えてくれたこと
父と娘の橋ものがたり
あとがき
解説 児玉清

書誌情報

読み仮名 チチフジサワシュウヘイトノクラシ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 240ページ
ISBN 978-4-10-128681-5
C-CODE 0195
整理番号 ふ-11-71
ジャンル ノンフィクション
定価 506円

著者プロフィール

遠藤展子

エンドウ・ノブコ

1963(昭和38)年、東京生れ。時代小説作家・藤沢周平(本名・小菅留治)の一人娘。生後八カ月で母を病気で失い、父の再婚により、六歳頃から育ての母との生活が始まる。都立高校卒業後、百貨店に勤務。1988年に結婚し、遠藤姓となる。著書に『藤沢周平 父の周辺』『父・藤沢周平との暮し』。

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