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乙女の家

朝倉かすみ/著

825円(税込)

発売日:2017/08/29

  • 文庫
  • 電子書籍あり

家族のクセが強すぎて、なりたい「自分」がわかりません。女子高生・若菜の迷走青春。

愛する人との内縁関係を貫いた曾祖母、族のヘッドの子どもを16歳で産んだ祖母、理想の家庭像に邁進しすぎる母という、強烈な女系家族に育つ女子高生の若菜は、自分のキャラのなさに悩んでいた。文学少女キャラの友人・高橋さんと家出をしてみたり、彼女の初恋や家族の恋への助太刀を決め、名脇役を目指してみたり。はたして若菜は自分のキャラと、皆の幸せを掴めるか。かしまし迷走青春劇。

目次
第1章 家出してみよう
第2章 多忙になってみよう
第3章 病弱になってみよう
第4章 告白してみよう
第5章 遠くをながめてみよう
解説 しまおまほ

書誌情報

読み仮名 オトメノイエ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 高橋由季/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 528ページ
ISBN 978-4-10-120132-0
C-CODE 0193
整理番号 あ-85-2
ジャンル 文芸作品
定価 825円
電子書籍 価格 825円
電子書籍 配信開始日 2018/02/16

著者プロフィール

朝倉かすみ

アサクラ・カスミ

北海道生れ。2003(平成15)年に「コマドリさんのこと」で北海道新聞文学賞を、2004年に「肝、焼ける」で小説現代新人賞を受賞。2005年、『肝、焼ける』で単行本デビュー。2009年に『田村はまだか』で吉川英治文学新人賞を受賞した。他に『ロコモーション』『夏目家順路』『声出していこう』『てらさふ』『地図とスイッチ』『恋に焦がれて吉田の上京』『静かにしなさい、でないと』『少しだけ、おともだち』『満潮』『遊佐家の四週間』『乙女の家』など著書多数。

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