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ルネサンスの女たち

塩野七生/著

781円(税込)

発売日:2012/07/30

  • 文庫
  • 電子書籍あり

華麗にして苛烈な時代を逞しく生き抜き、美しく戦った女たち。塩野七生のデビュー作決定版!

若々しく大胆な魂と冷徹な現実主義に支えられた時、政治もまた芸術的に美しい。ルネサンスとはそういう時代であった。女たちはその時、政争と戦乱の世を生き延びることが求められた。夫を敵国の人質にとられれば解放を求めて交渉し、生家の男たちの権力闘争に巻き込まれ、また時には籠城戦の指揮もとる──。時代を代表する四人の女の人生を鮮やかに描き出した、塩野文学の出発点。

目次
読者へ
第一章 イザベッラ・デステ
政治と美/姉と妹/力との出会い/悲劇的間奏/マントヴァ防衛/成熟/サッコ・ディ・ローマ/晩年
第二章 ルクレツィア・ボルジア
歴史と女/ボルジア家の人々/白い結婚/闇の中/法王庁の惨劇/ローマを離れて/フェラーラ/一五〇三年、夏/青春の死
第三章 カテリーナ・スフォルツァ
序/野武士の中から/ローマ/「イタリアの女傑(ラ・ヴィラーゴ・ディターリア)」/敵・ボルジア/一人の女/エピローグ
第四章 カテリーナ・コルネール
水の上の都/キプロス島の歴史/「私生児ジャコモ」/レヴァンテの海/ファマゴスタの乱/大国の政治/最後の反抗/「キプロス併合」/帰郷/終焉
終りに
参考文献
図版出典一覧

書誌情報

読み仮名 ルネサンスノオンナタチ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 448ページ
ISBN 978-4-10-118141-7
C-CODE 0195
整理番号 し-12-41
ジャンル 歴史・時代小説、ノンフィクション
定価 781円
電子書籍 価格 737円
電子書籍 配信開始日 2016/04/22

著者プロフィール

塩野七生

シオノ・ナナミ

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006 年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008ー2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。2011年、「十字軍物語」シリーズ全4冊完結。2013年、『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』(上・下)を刊行。2017年、「ギリシア人の物語」シリーズ全3巻を完結させた。

判型違い(単行本)

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