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あほうがらす

池波正太郎/著

781円(税込)

発売日:1985/03/27

  • 文庫
  • 電子書籍あり

妾を恋しがる病床の兄が、弟に託した最後の頼みとは――。池波流のユーモアがたっぷりちりばめられた表題作ほか、傑作短編11編。

人間という生きものの不思議さ、運命のおそろしさ……“ポン引き”の生き方を活写した軽妙洒脱でユーモラスな表題作、忠臣蔵の悲劇の主人公浅野内匠頭の、説明のつけようもない二面性を照射した「火消しの殿」、芝居や映画のヒーローとしてではなく、一人の武士として己れの立場を貫いた男を描く「荒木又右衛門」など、著者の多岐多彩な小説世界の粋を精選した11編を収める。

  • テレビ化
    池波正太郎時代劇 光と影(2017年10月放映)
目次
火消しの殿
運の矢
鳥居強右衛門
荒木又右衛門
つるつる
あほうがらす
元禄色子
男色武士道
夢の茶屋
狐と馬
稲妻
解説 佐藤隆介

書誌情報

読み仮名 アホウガラス
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 416ページ
ISBN 978-4-10-115625-5
C-CODE 0193
整理番号 い-16-25
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 781円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2012/04/01

著者プロフィール

池波正太郎

イケナミ・ショウタロウ

(1923-1990)東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠。

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